阿佐山(1218m)〜三ツ石山(1163m)〜天狗石山(1192m)縦走

【前書き】
 今日で高速道の休日上限1000円が終わり。どこかに遠出したいが、週末の天気予報が微妙に変わり、どこまで北上すれば梅雨前線を避けられるのか?前から行きたかった阿佐山塊縦走といきたいのだが、雨の中を歩くようなことはしたくないし。午前3時に起きて雨雲の予報を見たらギリギリ行けそう。出発。 

【年月日】’11.6.19(日)
【コースタイム】尾関神社(9:20)→二十丁峠(10:25)→阿佐山南峰(11:10)→阿佐山北峰(11:40)
         →三ツ石山(13:15)→天狗石山(13:55-14:15)→尾関神社(15:20)

【写真と解説】


 日本気象協会の天気予報は5時、11時、17時の3回。微妙な天気のとき、どうすればよいか。今回がそう。土曜夕方の予報では日曜午前中は雨の予報。当然、諦めるべき所が、今回は高速1000円の終わりの日なので、どうしても行きたい。我ながらまるで子どもみたいなもの。
 結局、午前3時に起きて雨雲レーダーの6時間予報を見る。雨雲は島根、広島県境辺りでうろうろ。10kmも無い距離で雨雲は逃れそう。行こうっと。
 雨の中を4時に家を出発して、戸河内IC目指して走るが、途中で眠くなり1時間程度仮眠。仮眠で時間を浪費したが、こんな雨の日に山に登る人間もいないだろうと今日は少しゆっくりした気分。段々雨も弱くなり、戸河内ICで降りて、国道186号線を走り、大暮川沿いの道に入って、いつの間にか尾関神社の手前に着く。
 阿佐山橋からの登山道入口は倒木が多く、先が思いやられる状態でしたが、二十丁峠から阿佐山南峰までは笹も刈られて登山道も非常に良く整備されていました。自然林も綺麗で中々の状態。
 上の写真は阿佐山何峰の無線中継搭。味気ないですね。今日のコース、林の美しさはここで終わりです。


 阿佐山北峰です。スキー場のリフト頂上やレストハウス、パワーショベルもありました。登山道が整備されていたのもここまで。ここから先は地獄の登山道でした。ここまで来て引き返すのは嫌だし、ただ進むのみ。


 この写真は三ツ石山の近くになって相当状態が良くなったところ。この冬の大雪で倒れたのか、倒木が多いのに加えて、笹が全然刈ってない。何度か道に迷いそうになる。道に迷うこと自体はそれ程心配していないが、時間を食ってビバークになるのは避けたい。明日は仕事があるから。ただ、最近は年を食ったせいか、こんな所で死んでも暫くだれも発見してくれないだろうなどと考えてしまう。
 今日は珍しく事前にスパッツを着けて、ザックにもカバーを着けていたが、ズボンはビシャビシャ、上半身は半袖Tシャツ1枚の上を時々尺取虫やら蜘蛛が這っている。気持ち悪くて鳥肌が立つ。


 ハイノキに似ていますが、背丈が低い。一杯咲いていました。


 三ツ石山に着きました。ここまで来ると道も整備されています。しかし、展望は全くなし。


 木無原に出たようです。正面に天狗石山が見えています。


 天狗石山に到着しました。今来た木無原を見ました。右のピークが三ツ石山だと思います。


 木造の展望台の直ぐ下と横にオオヤマレンゲが咲いていました。ボコボコ咲いてる、といった感じ。


 綺麗な花びらの白さと触感を写真でも味わえます。しかし、もっと良いアングルがありそうなものですが、中々上手く撮れません。


 尾関神社です。思ったよりも整備されています。右に天然記念物のツガがあります。
 この周辺には駐車スペースが無いので注意が必要です。何百メーターか手前に広場があるので駐車はそこにした方が良いと思います。

【後書き】
 雨雲予報による予想はバッチリ。福岡は時々激しく雨が降ったようですが、登山中は雲はあるものの雨は無し。縦走中は一人も人に会わなかったし。ただ、天狗石山のオオヤマレンゲを見に2組3人の登山者が来ていました。
 久々に嫌な登山道を歩きましたが、これも良い経験だと思います。オオヤマレンゲを観られて善しとしよう。

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